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随想録

推理小説賞に関することや雑多な情報、そして徒然なるままに感じること
を書き連ねた頁です。作家を夢見る思いなどは「夢綴り」をご覧下さい。

週刊文春「2002傑作ミステリーベスト10 <国内部門>」
 このミス・ベスト10に続いて、週刊文春の「2002傑作ミステリーベスト10 <国内部門>」をお届けします。(ちょっと遅いですけど)

1位 半落ち 横山秀夫
2位 誘拐の果実 真保裕一
3位 滅びのモノクローム 三浦明博
4位 オイディプス症候群 笠井 潔
4位 奇偶 山口雅也
6位 砂の狩人 大沢在昌
7位 GOTH(ゴス)リストカット事件 乙一
8位 僧正の積木唄 山田正紀
9位 ロンド 柄澤 齊
10位 倒錯のオブジェ 天井男の奇想 折原 一

 このミスとはだいぶ顔ぶれが違いますね。次は、「2003本格ミステリベスト10」を掲載します。
2003/01/12 (Sun)

2002年のミステリー&エンターテインメント ベスト10
 恒例になった「このミステリーがすごい!2003年版」で、2002年のミステリー&エンターテインメント・ベスト10が発表されました。
 それによりますと国内編は次の通りとなっています。

第1位 半落ち 横山秀夫
第2位 GOTH 乙 一
第3位 奇偶 山口雅也
第4位 砂の狩人 大沢在昌
第5位 ハルビン・カフェ 打海文三
第6位 十八の夏 光原百合
第7位 人間動物園 連城三紀彦
第8位 ロンド 柄澤 齊
第9位 グラン・ギニョール城 芦辺 拓
第10位 オイディプス症候群 笠井 潔

11位以下は次の通りです。

第11位 ラッシュライフ 伊坂幸太郎
第12位 アラビアの夜の種族 古川日出男
     デッド・ロブスター 霞 流一
第14位 黒と茶の幻想 恩田 陸
第15位 鏡の中は日曜日 殊能将之
第16位 狐闇 北森 鴻
     魔神の遊戯 島田荘司
第18位 島久平名作選 島 久平
     トキオ 東野圭吾
第20位 無防備都市 逢坂 剛

 このベスト20の顔ぶれを見て安心したのは、島田荘司、東野圭吾、逢坂剛といったベテランが健在だったこと。
 新しい作家の登場は好ましいことですが、ベテランが活躍してこそ新人の才能が光るというものです。
 そして、個人的には「魔神の遊戯」で島田荘司が顔をのぞかせていることです。
「魔神の遊戯」は御手洗潔ものなので……。
 ただ、解説に「『龍臥亭事件』以来、六年ぶりの御手洗潔ものの長編」とあるのですが、『龍臥亭事件』は御手洗潔ものではありませんし、御手洗潔ものなら昨年『ロシア幽霊軍艦事件』が刊行されています。『龍臥亭事件』を無理矢理御手洗潔ものとするなら、昨年の夏に刊行された『ハリウッド・サーティフィケイト』も御手洗潔ものとしなければ辻褄が合いません。
 まあ、そんな些細なことに目くじらを立てても仕方ありませんので、気にしないでおきましょう。
2002/12/30 (Mon)

応募作品
 今日、「闇に透ける殺意」の最終章をアップしました。
 これで改稿した元作品「黒い道化師」「闇の目」を除く、現在のところの応募全作品を掲載しました。
他には、「待伏せ」「不連続な疑惑」「悪夢」などの未完の作品が残っていますが、これらはいつか完成させて何れかの賞に応募しようと思っています。
 また、現在江戸川乱歩賞への応募を目指して作品を書いていますが、この作品の公開は、選考結果がでた後になりますので、随分先になりそうです。
 自作推理小説は、落選作、選考通過作(一作しか有りませんが)を提示することで、落選作と通過作の違いを知っていただいたり、自分で書いた作品と比べていただいて、選考の目安にしていただけたらという想いで掲載しています。
 しかし、このサイトを訪れてくださった方々に、楽しんでいただくための作品も掲載しなければいけないかとも考えています。
2002/02/28 (Sat)

テキストオンリーサイト
 私自身、8MのADSL回線を使っているものですから、重い画像でも何でも平気で使うところがあり、ページがなかなか開かないとイライラしている方もいらっしゃるようです。
 そこで、取り敢えずトップの動きのある画像を普通のJPEGに変えましたが、これまでの無神経さを反省してさらに一歩踏み込んで、テキスト・オンリーのサイトを作りました。このサイトとは裏表の関係で、構造や書いてあることは全く同じですが、画像を一切使わずテキストのみで作っていますので、サクサクとページを表示することと思います。
 私は、ホームページも雑誌などと同様に、視覚効果が大切であると考えています。書かれていることが同じで、文字しか書かれていない雑誌と写真や装飾が施された雑誌があったなら、人はどちらを好むかは、既に実証済みのことです。ならばホームページも同じことが言えますが、ホームページには通信と言う障壁があり、まだまだ出来ることが使えることとイコールになっていません。
 今回テキストサイトを作っていて感じたことは、テキストとHTMLの技術と色使いだけでもやり方によっては画像が無くても充分視覚的に満足いくページがつくれるということです。そして、この作業も結構楽しいと言うことです。
 理屈はこの辺にして、サクサクとページを切り替えてご覧になりたい方は、是非テキスト版を「お気に入り(ブックマーク)」に加えてみてください。
2002-08-11 (Sun)

「ご推薦!オンライン小説サイト」
 新たに「ご推薦!オンライン小説サイト」と言うページを新設しました。
 これは、私がブラウザの「お気に入り」に登録して、日頃拝見させていただいているサイトのご紹介ぺーじです。
 私は自己の勉強の意味も含めて、時間があるときには他の方たちが書かれた作品を読ませていただいています。そして、表現の仕方や発想など、良いところを吸収したいと考えています。
 そうした優れたサイトを、他の方達にもご紹介したい。そうした思いから「ご推薦!オンライン小説サイト」と言うページを新設しようと考えたのです。
 プロの作家は、流石に一作品を通した素晴らしさを持っていますが、素人でも部分部分ではプロに負けないものを発揮していると私は感じています。そうした多数の作品の中に散りばめられた宝石を捜すのもまた楽しいと思います。
 私はミステリー作家を目指していますし、私が書くものは広義か狭義かは別として所謂ミステリーです。でも、ご紹介しているサイトは必ずしもミステリー系ばかりではありません。ジャンルよりもしっかりしたものを書いていることを前提にしています。
 是非、一度はお訪ねいただきたいと思っております。
2002-07-30 (Tue)

サーチエンジン
 このサイトへは、サーチエンジンからいらっしゃる方が、思いのほか多いのです。自分では、真剣に登録した気はしないし、サーチエンジンの方からも登録しましたという連絡は来ていません。検索結果のアドレスなどを調べてみると、Hi-HOの登録ページがあったので、そこから流れているものもあるようです。
 ただ驚くべきことは検索結果なのです。試しに代表的なサーチエンジンで検索してみました。キーワードはサイト名の「夢のまた夢」。その結果は次の通りです。

 Yahoo Japan 3位/26,300件
 Google 2位/26,300件
 goo 3位/9,932ページ
 MSN 28位/8,902件
 BIGLOBE 2位/26,300件
 OCNサーチ 2位/26,300件
 excite 2位/26,300件

 分母が26,300件となっているものが多いので、どうもそれらはGoogleを使っているようです。
 それにしてもほぼ万単位の中で、MSNを除いて本サイトが2位か3位に出てくるのです。これは驚きです。
 普通Yahooの検索結果の上位にランキングされるためにはどうすれば良いんだろうと躍起になり、あれこれ手を尽くしても結局地道に選んで貰うしか手が無い(もちろん一般的にです)ということで諦めてしまうのに、何だか知らないうちに本サイトがトップクラスにランクされていました。
 これも数あるサイトの中から選んでくださった方々のお蔭です。有り難く感謝の気持ちで一杯ですが、同時に狐につままれたような気持ちでもあります。せめて、期待を裏切らないようなサイトづくりに励むことで、恩返しをしようと思っております。
2002/07/19 (Fri)

「ロシア幽霊軍艦事件」島田荘司
 ロシア幽霊軍艦事件は、ロマノフ王朝最後の三姉妹の末娘アナスタシアを題材にした魅力的な物語だ。謎を解くのは、ご存知名探偵御手洗潔。
 ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世とその一族は、ロシア革命によって処刑された。しかし皇女アナスタシアは、その死が確認されなかった。消えた皇女などとも言われている。御手洗潔は、箱根の芦ノ湖に突如出現したロシアの幽霊軍艦の謎と共に、皇女アナスタシアの謎に挑む。
 御手洗潔ファンならずとも、ミステリーファンなら一読をお奨めする世界史の謎に挑む壮大な作品。初版は、平成13年10月16日。
2002/06/02 (Sun)

第24回小説推理新人賞中間発表
 5月27日発売の「小説推理」誌上で、第24回小説推理新人賞の中間発表が行われた。応募総数は277編。うち一次選考通過作28編。
 二次選考通過は10作。応募総数は、前回の153編と比べると1.8倍になった。受賞作は、次号の「小説推理」誌上で発表される。
2002/06/01 (Sat)

江戸川乱歩賞速報
 5月22日、本年度江戸川乱歩賞の選考会が行われ、受賞作が決まりました。第48回乱歩賞は、三浦明博さんの『亡兆のモノクローム』です。
 三浦明博さんは、ふらりと入った書店で平積みになっていた『テロリストのパラソル』を読んだのをきっかけに乱歩賞への挑戦を始め、乱歩賞ひとすじに5度目の挑戦で栄冠を手に入れたということです。
 作品の舞台は仙台。第二次世界大戦を題材に取り上げ、「過去」と「現在」が高い技術で結びつけられたミステリーと報じられています。 受賞作は、満場一致で決まった模様で発表が楽しみです。
 尚ニュースソースは、5/24発行のメールマガジン「講談社ミステリーの館」号外です。
2002/06/01 (Sat)

第23回横溝正史ミステリ大賞の応募要項決定
 今年の横溝正史ミステリ大賞の応募要綱が発表されている。この賞は、前回から自由テーマのほかに主催側がテーマを設定して募集するという新しい試みを始めた。今年のテーマは、「現実にはありえない設定」と「法廷」と決まった。 現実にはありえない設定というテーマは、SFにならないか心配ではあるが、なかなか面白いテーマだと思う。
 この賞は、鮎川哲也賞と締め切りが近いため応募するには少し苦しいが、テーマが面白いので考えてみようと思う。
2002/02/09 (Sat)

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